事業概要
背景
新型コロナウイルス感染拡大の影響により、新たな生活上の困難を抱える人々が増え、行政が対応困難な社会的課題が増えている一方で、こうした社会的課題解決に取り組む団体においては対面サービスやボランティアの確保や財源確保が困難になるなどの課題に直面しています。行政では対応困難な社会的課題の解決に向けた民間公益活動の停滞は、その対象者の生活や困難な状況に直面している地域社会のみならず、民間公益活動を担う団体の事業継続に大きな影響を与えています。
加えて、ウクライナ情勢に伴う原油価格・物価高騰による経済・社会への影響は、新型コロナ同様、休眠預金等活用制度が対象とする社会の諸課題を惹起・拡大させる懸念があり、これらに対応する緊急的な支援ニーズへの対応も必要となっています。
本事業の狙い
本助成プログラムでは、
・コロナ禍や物価高騰の影響を受け、自ら仕事や生き方を変えるきっかけを求める人
・経済的・環境的に持続可能で災害に強い森づくり手法である自伐型林業の森林経営スタイルに共感する全国の林業就業希望者
を対象に、
・自伐型林業の技術研修・経営指導
・受講者が自伐型林業を生業として自立していくための山林・機材確保
・林業関係者の支援体制づくり等の推進を行う総合的な取組み
に対して助成を行います。
また、地域の森林を保全しながら持続的な収入を得られる自伐型林業の地域実装を通じ、コロナ禍により生きづらさを感じている人々が、将来に希望を持ち、森林と共生する新たなライフスタイルを歩み始めることを目指します。